今日の一句
(36)
太郎冠者
(たろうかじゃ)
侘助の御祖なるかも太郎冠者
(わびすけのみおやなるかもたらうくゎざ)
[注・そぞれ古語で
「みおや」のみは接頭語で、親や祖先の敬称、
「かも」とは、疑いの意を表す・・・か。・・・だろうか。
「くゎざ」とは「くゎんじゃ」の略で、「くゎじゃ」ともいい、
「たろうくゎざ」とは、若い従者、召使の若者、の筆頭。
の意]
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タロウカジャ
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
タロウカジャ
学名
Camellia japonica × wabisuke cv. Taroukaja
分類
ツバキ科 ツバキ属
開花時期
12~4月
花の色
ピンク
名前の読み
たろうかじゃ
分布
原産地は日本
植物のタイプ
樹木
大きさ・高さ
5~10メートル
花の特徴
椿 ( ツバキ ) と違って花がラッパ状に咲き一重咲きである。
その控えめな咲き姿が受けて、古くから茶人が愛した花である。
花の色は濃い桃色である。
葉の特徴
葉は楕円形で、互い違いに生える ( 互生 ) 。
その他
別名を有楽椿 ( ウラクツバキ ) ともいう。
原産地は日本である。
旨、説明されています。
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インターネットの tamaのブログ によりますと
本家本元の侘助ツバキ、「 太郎冠者(たろうかじゃ) 」
「太郎冠者」と聞くと、能楽の狂言を思い起こす。年に数回観る程度であるが、狂言といえば 「 太郎冠者」 。
「太郎冠者」は大名に仕える家来であり、位では脇役の位置。ところが、主人よりも重要な役回りであることが多くまさに主役なのだ。
それが、どうしてツバキの名前なのか、勝手な類推をしてみた。
茶花も茶席では脇役だが、主役にも相当するほどすばらしいツバキだということで、名づけられたのではないか。
実際、安土、桃山から江戸期にはツバキが茶席で重宝された。また信長の実弟である織田有楽斎如庵が茶花として「太郎冠者」を寵愛したので、「有楽」という別名もある。
太郎冠者(たろうかじゃ)
桃色一重、ラッパ咲き、筒しべの中輪。つぼみは細長く、先端がとがる。侘助ツバキ ( 普通、葯は白く、花粉はできない ) だが分 (花粉)が少し見られ、わずかに結実する。
本種の実生(種子)から作出された侘助ツバキの品種は多く、本家本元の侘助ツバキである。
旨、解説されています。
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冠者なるは太郎ばかりや椿咲く
(くゎざなるはたらうばかりやつばきさく)
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本ブログは、今月(2月)4日、北九州市立白野江植物公園にて撮したものです。
以上「花譜の館・別館」より
ご完読まことにありがとうございました。
梨雨