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今日の一句(10)-七五三-宗像大社(宗像市・田島)

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今日の一句
(10)

七五三

帯解や童女七つの晴れ姿
(おびときやわらはめななつのはれすがた)
[注・
「おびとき」は七五三に関連する冬11月の季語
数え年5歳 ( 満年齢6歳になる年 ) を「 帯解きの儀 」 とし、女の子が行う。
女子が幅の広い大人と同じ帯を結び始める儀。
「わらはめ」とは古語で、女の子。少女。
「はれすがた」と晴れ着を着た姿。晴れの場所に出たときの姿。の意]


イメージ 1



蔵書の 【ホトトギス・改訂版・新歳時記・稲畑汀子編・三省堂】 によりますと

七五三
(しちごさん)

11月15日、男子は3歳・5歳、女子は3歳・7歳にあたるものが親に付き添われ、
晴れ着姿で氏神などに参拝して祝う。
昔、3歳になった男女が初めて髪を伸ばした祝いの式として髪置 ( かみおき )
男子5歳で初めて袴をはくは袴着 ( はかまぎ )
女子7歳で着物につけてあった付紐を除いて初めて帯をさせる
帯解 ( おびとき ) 紐解 ( ひもとき )の祝い
を行ったところから始まった行事である。

と解説されています。

また、現代歳時記・金子兜太、黒田杏子、夏石番矢 編・成星出版】 によりますと


11月(秋・冬)
七五三
(しちごさん)
七五三祝い ( しちごさんいわい )
千歳飴 ( ちとせあめ )
袴着 ( はかまぎ )
帯解 ( おびとき )

11月15日に、数えで、男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳を祝う行事。
3歳を髪置、5歳を袴着、7歳を帯解 という。
新しい衣装で着飾って氏神様に詣る。
千歳飴などを買い、祝の返礼を行う。

と解説されています。

11月15日は陰暦で、今年は陽暦の12月25日にあたります。
現在では陽暦の11月15日に祝うようになり、
神社では、陽暦の11月中の土、日、祝、の日の参詣を勧めています。
私が11月8日(日曜日)に、西日本菊花大会へ菊観に宗像大社に行きましたが、
その時、盛んに親に連れられ、着飾った童子の姿を見かけました。
宗像大社は、七五三祭と称して、期間を10月中旬~11月末と定めていました。



イメージ 3




イメージ 2


本ブログの画像は全て今月11月8日、
宗像大社の境内で開催されている西日本菊花大会へ菊を撮影に行った際
同時に撮影したものです。
以上、「花譜の館・別館」より
ご完読ありがとうございました。
梨雨


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