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四季の風景・秋-杜鵑草(ほととぎす)・2015-今日の一景(328)-北九州市立白野江植物公園

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今日の一景
(328)

花譜の館・別館」へようこそ。

四季の風景

杜鵑草
(ほととぎす)


杜鵑草月の影落つ花の谷
(ほととぎすつきのかげおつはなのたに)
[注・それぞれ古語で「かげ」とは光。「おつ」とは照らす。の意]


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ホトトギス

インターネットの みんなの花図鑑 によりますと

ホトトギス
[杜鵑草]
学名
Triicyrtis hirta
分類
ユリ科  ホトトギス属
開花時期
9~11月
花の色
白、黄、他
名前の読み
ほととぎす
分布
日本の固有種どある。
北海道から九州にかけて分布
生育地
丘陵や低山の半日陰に生える。
植物のタイプ
多年草
大きさ・高さ
40~100センチ
花言葉
秘めた思い、永遠にあなたのもの
誕生花
9月11日

花の特徴
  葉の脇に白地に紫の斑点がある花を1輪から3輪上向きにつける。

   花びら ( 花被片 ) は6枚で、斜め上に向って開く。

   花びらの内側には6本の雄しべがある。

   その内側に花柱 ( 雌しべ ) がある。

   花柱は深く3つに裂け、更に先が2つに裂ける。

葉の特徴
   葉は細長い楕円形で、互い違いに生える ( 互生 ) 。

   葉の縁にぎざぎざ ( 鋸歯 ) はなく、つけ根は茎を抱く。

その他
   名の由来は、花被片にある斑点をホトトギスの胸にある模様に見立てたものである。

旨、解説されています。



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杜鵑草けふの計らひ忘るほど
(ほととぎすけふのはからひわするするほど)
[注・「はからひとは古語で、取り計らうこと。処置。の意]


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打ち寄せば颯に飛ぶよな杜鵑草
(うちよせばさとにとぶよなほととぎす)
[注・それぞれ古語で、「うちよす」とは近寄る。「さと」とは、さっと。の意]


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俳句上

蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと

季語
杜鵑草
(ほととぎす)
時鳥草(ホトトギス)  油点草(ゆてんそう)

ホトトギス  ユリ科

   湿った林の中や沢沿いの崖などに、斜めに立つか垂れ下がって生え、数は少ない。花被片は6枚で地色は白だが、内側に紫色の円形か横長の斑点が密につくので全体が紫色に見える。この斑点を鳥のホトトギスの胸の斑点にたとえて同じ名がつけられた。実際はホトトギスの胸にあるのは黒い縞模様で、それならカッコウの名でもよいのだが、ホトトギスが選ばれたのは古人の命名の機微というつころか。ちなみに、鳥のホトトギスは 「 小さなカッコウ 」 、カッコウは 「 ふつうのカッコウ 」 という。また、同じ斑点から油転草の別命もある。

   茎の長さ70センチほどの多年草で、上向きのあらい毛がある。花期は9~10月。花は葉腋 ( ようえき ) に
2、3個ずつ上向きに咲き、直径4センチほど。紫の斑点は、花弁の内側のほか、花糸や花柱にもある。関東、中部地方以西、四国、九州に分布する日本特産種である。

   近年、栽培でよく見かけるものに台湾原産のタイワンホトトギスがある。丈夫で育てやすいが、これとホトトギスの雑種はさらに生命力が旺盛である。

旨、解説されています。


谷の戸の露を払ふや時鳥草
(たにのとのつわをはらふやほととぎす)
注・「たにのと」とは古語で、谷の出入り口。


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ご完読あありがとうございました。
梨雨



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