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金縷梅(まんさく) - 芦屋釜の里

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花譜の館」へようこそ。
 
前栽に通ひづめたる一年の終を飾るは金縷梅の花
(ぜんさひにかよひづめたるひととせのつひをかざるはまんさくのはな)
[注・それぞれ古語で、「ぜんさひ」とは庭園、「つひ」とは終わり、の意]
金縷梅や久しく通ふ釜の里
(まんさくやひさしくかよふかまのさと)
源句-金縷梅や今は馴染みの芦屋釜
 
 
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花譜の館」へようこそ。
 
 
 
   本日(2月6日)は、朝から寒い雪まじりの曇り空で、外出はひかえました。
   本日投稿のテーマの花は、2月2、3、5日と通い詰めたいつもの庭園・芦屋釜の里にて撮影した金縷梅(まんさく)です。2月2日、久しぶりに庭園に行った際、園路の金縷梅(まんさく)の花と茶室・別館の立礼席の玄関前の台に置かれていた盆栽の長寿梅(ちょうじゅばい)を撮影した時から次回の投稿の花は、このどちらかと決め、補充もあって3日にも行きました。その時点で、金縷梅(まんさく)とし、昨日、午前中に画像の取り込みと作句をしました。午後から再度のマクロ撮影の補充の撮影に行き、昨日のうちに構成を終えました。そうして本日の他の花の撮影の余裕の時間を作りましたが、朝から雪模様の悪天候で撮影はあきらめ、ゆっくりとブログを作り始めました。
   ブログを立ち上げたのは、昨年3月1日で、1周年にあと1ヵ月足らずになり、冒頭を短歌で飾りました。
 
 
 
 
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曇るほど金縷梅耀ふ小路かな
(くもるほどまさくかがよふこうじかな)
[注・そぞれ古語で、「かがよふ」とは輝く、「こうぢ」とは狭い道、の意]
 
 
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マンサク
 
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
 
マンサク
 
ユキノシタ(Saxiftragales)
マンサク(Hamamelidacese)
亜科
マンサク(Hamamelidoidese)
マンサク(Hamamelis)
マンサク(H.japonica)
 
マンサク
   マンサク(満作、万作、金縷梅、学名:Hamamelis japonica)はマンサク科マンサク属の落葉小高木。マンサクの語源は明らかでないが、早春に咲くことから、「まず咲く」、「まんずさく」、が東北地方で訛ったものといわれている。
特徴
   葉は互生し、楕円形で波状の鋸葉がある。
   2~3月に葉に先駆けて花が咲く。花はがく、花弁と雄蕊および仮雄しべが4個ずつあり、雌蕊は2本の花柱を持つ。がくは赤褐色または色で円い。花弁は黄色で長さ1,5cmほどの細長い紐状になる。
   果実はさく果で、2個の大きい種子を含む。
分布・生育地
   日本の本州の太平洋側から九州に分布する。
   日本各地の山林に多く自生するほか、花木として栽培もされる。
亜種・変種・品種
  オオバマンサク H.j.subsp megaiophylla
      本州、中部地方以北に分布する亜種。
   マルバマンサク H.j.Susp obtusata
   北海道南部から日本海側に分布する。
   ウラジロマルバマンサク H.j.var.discolor     
   北陸地方に分布する変種
   ウラジロマンサク H.j.var.glauca
   近畿、中部地方に分布する変種
   アテツマンサク H.j.var.bitchuensis 
      中国、四国地方(愛媛県)に分布する変種。萼片が黄色(マンサクの萼片は暗紫色)。葉は両面に星状毛が 
   ある。
      環境省のレッドデーターブックでは、準絶滅危惧種(NT)。「アテツ」は岡山県の旧阿哲郡からの種小名。
      Bitchuensisは備中国から。
  アカバナマンサク H.j.incarnata
   花弁の赤い品種
マンサク属
   マンサク属(マンサクぞく、学名:Hamamelis)は、マンサク科の属の一つ。東アジアと北米に分布し、4種ほどに分けられている。
   マンサク Hamamelis.japonica
   日本固有種。
   シナマンサク Hamamelis.mallis
   中国原産。花の芳香が強く、冬の枯葉が春まで落ちずに残る特徴があり、日本でもよく植栽される。日本の
   マンサクとの雑種。H.X.intermediaには多くの園芸品種が作出されよく栽培されている。
   ハヤザキマンサク  Hamamelis Vernalis
   アメリカマンサク(ハマメリス) Hamamels Virginia
      北米原産。マンサクによく似るが、花は秋に咲く。葉・樹皮のエキスは収斂薬や化粧水として古くから使わ 
   れる。
     
と説明されています。
 
 
 
 
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蔵書の 草木花・歳時記・冬 によりますと
 
季語
金縷梅
(まんさく)
 
マンサク  マンサク科
 
   2月下旬から3月にかけての余寒の中、庭や山にマンサクの花がいっせいに咲く。マンサクは年の初めに 先ず咲く ことから 満作 にひっかけて名づけられた。所によっては、早春の花の フクジュソウ(福寿草) も満作とよばれる。葉よりもずっと早く、線形の黄色くてちぢれ気味の4弁の花が枝いっぱいに咲き続けるさまは、金縷梅 とよぶのにふさわしい。しかし、金縷梅の中国名は正しくはシナマンサクという中国産の別種を指す。シナマンサクもときどき庭に植えられ、花に芳香があって、花弁の内側は赤褐色になる。
   マンサクは高さ3~8メートルの落葉小高木。葉は菱形状の円形で表面につやがあり、先は鋭く尖る。花は直径5センチほどで、柄はなく、短い枝先に2、3個が背中合わせに咲く。日本の固有種で、北海道から九州までに分布する。北海道から九州までに分布する。北海道および九州の雪国では、葉の先が丸いマルバマンサクに置き代わる。 < 清水健夫 >                                     
 
と説明されています。
 
 
2月5日撮影
立礼席
 
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手前のツバキは、品種名「曙」です。
 
 
 
金縷梅の夕べに金糸絡みけり
(まんさくのゆふべにきんしからみけり)
[注・それぞれ古語で、「ゆふべ」とは昨夜、
「きんし」とは金箔を置いた薄紙を細く切ったもの。また、それをより合わせて糸にしたもの、の意]
金縷梅の朝に解きぬ金の紐
(まんさくのあしたにほどきぬきんのひも)
[注・「あした」とは古語で、今朝、の意]
 
 
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金縷梅や魚見の山の端鮮々と
(まんさくやうおみのやまのはあざあざと)
[注・それぞれ古語で、「やまのは」とは山の上部の、空に接するあたり、稜線。
「あざあざ」は副詞で、あざやかに、はっきりと、の意]
 
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(梨雨)
 
 

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