蔵出しの花
(3)
笹百合
(ささゆり)
マドンナの憂へ幽かに笹百合の花
(マドンナのうれへかすかにささゆりのはな)
[注・それぞれ古語で、「うれへ」とは悲しくわびしいこと。「かすか」とはわずかで弱々しいこと。の意]
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ササユリ
インターネットの ウィキへディア・フリー百科事典 によりますと
ササユリ
目
ユリ・Liliales
科
ユリ・Liliaceae
属
ユリ・Lilium
種
ササユリ・L.japonicum
学名
Lilium japonicum
Thunb.1784
和名
ササユリ
(笹百合)
ササユリ
ササユり ( 笹百合 ) は、ユリ科ユリ属の球根植物。日本特産で日本を代表するユリである。地域によっては、ヤマユリと呼ぶことある。
特徴
本州中部地方以西から四国・九州に分布する。
正株の茎は立ち上がり、葉は互生する。葉は厚く、披針形で長さ8-15㎝である。5-7月頃に淡いピンク色の花を咲かせる。花被片の長さは10-15㎝位で漏斗状に反り返る。雄しべは6本で芳香がある。花粉の色は赤褐色であり、オトメユリと区別するポイントになる ( ただし花粉の色が黄色のササユリも存在する ) 。希に花が純白のアルビののものもある。葉や茎が笹に似ていることからこの名がある。
10-11月頃に果が熟し、種子は風に乗って広がる。初めて地上発芽するのは通常翌々年の春である ( 地下遅発発芽様式 ) 。初花を咲かせるまでに種子から7年以上 ( 野生の場合 ) の歳月がかかる。
市や町の花に指定している自治体が多い。
地理的変異
ヒュウガササユリ
主に宮崎県に分布し、花の色が濃く草丈はやや小型~中型。海辺では4月下旬から開花する最も早咲きの
ユリである。
ジンリョウユリ
徳島県の神山町神領村で発見された。小輪で濃色の花を咲かせる最も小型のササユリ。
フクリンササユリ
高知県、愛媛県などに自生する白覆輪の葉が特徴のササユリ。
ヒロハササユリ
長野県の一部と新潟県から山口県の日本海側に分布し、葉は幅3cm内外。長さ13-14cmの広披針形で 葉肉は厚く、花径実cm以上の花をつける大型のササユリ。花芽分化が秋から始まる特徴がある。
ニオイユリ
熊野山中に分布し草丈1m以上になり、葉は幅0.8-1.0cm、長さ14-15cmの狭披針形である。花形、花
色は樹本種に近いが着花数が多く、香りが強い。
イシマササユリ
徳島県の伊島に自生し、5月下旬から6月上旬に開花する。花の質感が美しく葉の幅が広い。
旨解説されています。
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福智山ろく花公園
の
ホームページ
今こんな花が咲いています。
平成27年6月6日更新
によりますと
ユリ科の多年草です。葉が笹の葉に似ていることからその名があります。日本固有種 ( 日本にしか自生していない種 ) のユリで、本州中部から九州までの山地の草原や明るい林に分布しています
6月ころ、花径の先端に淡紅色の花をひっそりとつけます。花径のか細さといい花の姿といい清楚・可憐という表現がぴったりの花です。万葉の昔から人々に親しまれた花で、その球根は食用ともされてきました。
最近ササユリの自生地が減ってきたといわれます。イノシシの食害やら乱獲の影響もあねでしょうが、里山の管理がおろそかになって、林の日陰化が進んだことにも一因があるそうです。里山の復活がササユリの復活にも結びつくんですね。
当公園のササユリは、開園当初に植えられたものが、自生的に少しずつ増えてきたものです。
と解説されています。
笹百合の血を引く証反りと蕊
(ささゆりのちをひくあかしそりとしべ)
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なお、本ブログの1~5の画像は、本年6月6日、福智山ろく花公園の山野草園で撮影したものてす。
また、同公園・山野草園にて、本年5月31日撮影し、6月6日に
URL
で、淡紫色のササユリを投稿しています。
宜しければ、クリックして、比較しご覧ください。
ご完読あがとうこざいました。
梨雨