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四季の風景・秋-ストック=紫羅欄花(あらせいとう)-今日の一景(140)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(140)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
紫羅欄花
(あらせいとう)
こと
ストック
 
 
微睡みし山驚きぬ紫羅欄花
(まどろみしやまおどろきぬあらせいとう)
[注・「まどろむ」とはううとうと眠る、の意]
 
 
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ストック
 
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
 
ストック
 
学名
Mathiola incana
分類
アブラナ科  アラセイトウ属
開花時期
10月から3月
名前の読み
すとっく
分布
原産地は南ヨーロッパ
生育地
庭植え、鉢植え、切り花など
植物のタイプ
1年草
大きさ・高さ
20~80センチ
花言葉
自由のまま、可憐
誕生花
1月20日
 
花の特徴
   茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤、白、ピンク、紫色などの花をつける。八重咲きと一重咲(4弁花)とがあり、日本では八重咲きが好まれている。花には強い香りがある。
 
葉の特徴
   葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
 
実の特徴
   花の後にできる実は角果(雄しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)だが、八重咲きのものには生殖能力がない。ブロッコリーやカリフラワーと同じアブラナ科なので食べることもできる。
 
この花について
   和名は紫羅欄花(あらせいとう)という。妙な和名だが、葉が厚くて毛に覆われており、ラセイタという布(ポルトガル語で羅紗に似た地の厚い毛織物)に似ていることから転訛したという。種をまく時期によって開花期は異なるが、一般には春の花とされている。属名のMatthiolaはイタリアの植物学者「マッティオリさん(P.A.Mattioli)」の名にちなむ。種小名のincanaは「灰白色の柔らかい毛で覆われた」という意味である。
 
と説明されています。
 
 
 
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饒舌をふるう媼や紫羅欄花
(じょうぜつをふるうおうなやあらせいとう)
[注・「じょうぜつをふるう」とはよくしゃべる、「おうな」とは古語で、老女、の意]
 
 
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俳句上
 
蔵書の 草木花・歳時記・春 によりますと
 
季語
紫羅欄花
(あらせいとう)
ストック
 
アラセイトウ    アブラナ科
 
   冬から早春に暖地や温室で育て、切り花として売り出される切り花として売り出される草花で、房総半島や伊豆半島が生産地となっている。茎がまっすぐで丈夫なので、英名で「柱」を意味するストックともよばれ、日本でも一般にはこの名のほうが通りがよい。なお、和名のアラセイトウの語源はよくわからない。
 
   茎は直立して綿毛におおわれた柔らかな葉をたくさんつけ、茎の先に花房ができて、甘ずっぱい香りを発散する。花の香りは日中よりも、温度が低い朝夕のほうが強い。本来は4弁花だが、切り花として売られる改良品はすべて八重咲きで、優良品の種子を採るための技術か維持されている。
 
   地中海沿岸地方原産の越年草または多年草だが、現在は秋まきの1年草として育てられる。< 鳥居恒夫 >
 
と説明されています。
 
 
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秋に生る紫羅欄花季語に逆ふ
(あきになるあらせいとうきごにさかふ)
[注・「さかふ」とは古語で反対する、対抗する、の意]
 
蔵書の 必携・季語秀句用字用例事典 によりますと
季語
アラセイトウ
紫羅欄花
晩春
植物
ストック。
と登載されています。
 
 
 
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ご完読あがとうございました。
(梨雨)
 

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