今日の一景
(138)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
秋
大毛蓼
(おおけたで)
細心にして大胆に大毛蓼
(さいしんにしてだいたんにおほけたで)
1
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オオケタデ
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
オオケタデ
(オオベニタデ)
[大毛蓼]
学名
Persicariaorientalis
分類
タデ科 イヌタデ属
開花時期
6~10月
花の色
ピンク、赤
名前の読み
おおけたで
(おおべにたで)
分布
原産地は中国、インド、マレーシアなど
日本へは江戸時代に観賞用として渡来、今では野生化して北海道から沖縄にけて分布
生育地
道ばたや空き地、土手など
植物のタイプ
樹木
大きさ・高さ
1~2メートル
花言葉
申し分のない愛らしさ
花の特徴
花径6ミリから7ミリの紅紫色の小さな花が集まり、穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)となる。イヌタデを大きくしたような花である。先の丸い花びらが5枚あるが、花びらは花弁ではなく萼片である。
葉の特徴
葉は卵形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
実の特徴
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
この花について
茎に毛か多いのが特徴で、名の由来にもなっている。
その他
属名のPersicariaはラテン語の「Persica(モモ)」からている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。種小名のorientalisは「東方の(中近東の)」という意味である。
と説明されています。
2
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大蓼の篠突く雨を袖にする
(おおたでのしのつくあめをそでにする)
[注・「しのつくあめ」とは、篠竹を突きおろすようにふる雨、「そでにする」とは邪魔者つかいにする、ふる、の意]
3
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俳句上
蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと
季語
大毛蓼
(おおけたで) おほけたで)
大蓼
(おおたで)
オオケタデ タデ科
真青な秋空に抜けるように咲く鮮紅色のこの花を子どものころ、遙か頭上に仰いだ記憶がある。いま思えばその季節なら、足元には同じ仲間のイヌタデなども咲いていたろうに、結びつけようもなく際立った豪華さであった。いまもこの花は背丈よりも高く花をつけて、青空に透かし見ると郷愁を覚える。
オオケタデとは即物的な命名で、大きくて茎や葉に毛の多いタデである。高さ2メートル以上になる1年草で、最も大きいタデと解説されるが、タデ科ならオオイタドリの方がはるかに大型だろう。
原産地はアジアの温帯とされ、そのどこかは不明である。渡来の時期もはっきりしないが、江戸時代には栽培されていた。花序は長さ10センチ以上になり、弓なりに垂れる。花はイヌタデと同様に花弁はなく、がくが深く5裂する。
オオケタデによく似たものにオオベニタデとよはれる種があるが、両者を同種とする見解もある。< 鈴木俊作 >
と説明されています。
大蓼や日本武が祭神なる
(おほたでややまとたけるがさいじんなる)
4
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ご完読ありがとうこざいました。
(梨雨)