今日の一景
(122)
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四季の風景
秋
鬱金
(うこん)
活況の茶店の裏の鬱金かな
(くゎっきゃうのちゃみせのうらのうこんかな)
[注・「くゎっきゃう」とは主に、商取引などで、生き生きとして景気のいい様子、の意]
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ウコン
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
ウコン
(ターメリック)
[鬱金]
学名
Curuma longs
分類
ショウが科 ウコン属
開花時期
8~9月
花の色
白、黄
名前の読み
うこん
[ターメリック]
花の特徴
長さ10センチから15センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花をつける。そこからアキウコンの別名がある。なお、白い部分は苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。花弁は黄色く、一日花である。
葉の特徴
根茎から長い柄をもった楕円形の葉を伸ばす。
実の特徴
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他
紀元前2000年ごろには既に栽培されていたという。16世紀に沖縄に伝えられ、琉球王朝では専売制度をとっていた。根茎は、熱帯地域では食物の香辛着色料、特にカレー粉の成分として利用される。日本では沢庵着けの着色料とされいる。また、黄色の染料としても世界的に用いられる。俗に「肝臓の機能を高める」といわれるが、消化管障害を起こすことかあるので注意が必要である。俳句では「鬱金の花」が秋の季語である。
と説明されています。
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福智山ろく花公園のホームページの 「今こんな花が咲いています」 によりますと
ウコン
(鬱金)
ショウガ科ウコン属の多年草。インドなど熱帯アジアの原産で、江戸時代にわが国に渡来したといわれます。
ウコンには他に春ウコン(キョウオウ)、紫ウコン(ガジュツ)がありますが同属別種です。ここでいう本来のウコンは、区別のため秋ウコンともいいます。別名、キゾメグサ(黄染草)、英名、ターメリック。
地下の根茎は、香辛料(カレー粉に使うターメリックというスパイスなど)、タクアンの色づけなどの染色料、健康食品に利用されています。
白地にピンク色を含んだ花に見える部分は、葉が変化したもので苞葉と呼ばれるものです。本当の花は、その下の黄色のもので、一見ランの花にも似た感じですね。
と説明されています。
鬱金の花は蕾で今に咲く
(うこんのはなはつぼみでいまにさく)
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)