今日の一景
(88)
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四季の風景
夏
紅蜀葵
(こうしょっき)
こと
紅葉葵
(もみじあおい)
里山に色を添へたり紅蜀葵
(さとやまにいろをそへたりこうしよくき)
[注・「そふ」とは古語で、下二段活用にて付け加える、の意]
1
モミジアオイ
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
モミジアオイ
(もみじあおい)
学名
Hibiscus caccineus
分類
アオイ科 フヨウ属
別名
紅蜀葵
(こうしょっき)
開花時期
7~9月
花の色
ピンク、赤
名前の読み
もみじあおい
分布
原産地は北アメリカ
生育地
沼地や湿原
植物のタイプ
多年草
大きさ。高さ
1~2メートル
花言葉
温和
誕生花
10月1日
花の特徴
花径が20センチほどもある深紅色ないし桃色の大形5弁花を横向きにつける。花は1日はなである。雌しべと雄しべは途中まで合着して柱状となり、長く突き出す。雌しべの柱頭は5つに分かれその下に雄しべが群がっている。
葉の特徴
葉は紅葉(もみじ)のように深く手のひら状に裂けており、和名の由来となっている。
実の特徴
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
と説明されています。
碧落の空より大し紅蜀葵
(へきらくのそらよりおほしこうしよくき)
[注・それぞれ古語で、「へきらく」とは青空、大空、「おほし」とは、[形シ」活用の終止形、大きい、の意]
2
3
盆明けて土産話や紅蜀葵
(ぼんあけてみやげばなしやこうしよくき)
4
俳句上
蔵書の 草木花・歳時記・夏 によりますと
季語
紅蜀葵
(こうしょっき) (こうしよくき)
もみじあおい
モミジアオイ アオイ科
7~8月ごろ、直径10~20センチの真紅色の花を咲かせる。モミジアオイの和名は、葉が掌状に深く裂けてモミジを思わせることにちなむが、中国名は花色から紅蜀葵という。
花は一日花で、花弁と花弁の間に隙間ができるが、最近の園芸品種には幅広の花弁をもつものも多くなった。葉腋(ようえき)に1花ずつとき、毎日一花ずつ咲き上がる。花弁は薄く、夜明け前から咲き始める。
米国東部原産の多年草で、明治時代の初めに渡来した。高さ1~2メートルに直立する茎は、株元で4、5本が株立ちになる。地植えでも根株が古くなると衰えるので、3年に一度は植え替えると良い。
と説明されています。
5
一花咲き一花朽ちぬ紅蜀葵
(ひとはなさきひとはなくちぬこうしよくき)
6
ご完読ありがとうございました。
(梨雨)