今日の花
春
「花譜の館・別館」へようこそ。
House of flowers tablature
annex
一期一会
(69)
兼
Flower photography by Riw
№324
座禅草
(ざぜんそう)
紫黒色の厚い仏炎苞に包まれた花をつける
1
座禅草
(ざぜんそう)-〔さう〕
学名
Symplocarpus renifolius Schtt ex Tzvelev
分類
サトイモ科 ザゼンソウ属 多年草
2
特徴
仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶むが座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされる。
また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、
達磨草
(だるまそう)
とも呼ぶ。
冷帯、および温帯山岳地の湿地に生育し、開花時期は1月下旬から3月中旬。
開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。
そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、
受粉の確率を上げている。
開花後に大型の葉を成長させる。
ザゼンソウの発熱細胞には豊富にミトコンドリアが含まれていることが明らかになっている。
しかしながら、発熱の詳細な分子メカニズムは、現在のところ明らかになっていない。
動物における発熱には、
「脱共役タンパク質」(だつきょうやくたんぱくしつ)が関わっていることが突き止められているが、
このタンパク質は、発熱しない植物にも幅広く存在しており、
ザゼンソウの発熱に関与しているかは不明である。
発熱時の悪臭と熱によって花粉を媒介する昆虫(訪花昆虫)であるハエ類をおびき寄せると考えられている。
全草に悪臭があることから英語では
Skunk Cabbage
(スカンクキャベツ)
の
呼び名がある。
以上、【ウィキペディア(Wikipedia)】引用
いくとせしゅぎょうようすやざぜんそう
幾年修行要すや座禅草
(ゆくとせしうげふえうすやざぜんさう)
3
全ての画像は、北九州市立総合農事センターにて開催(3/16(土)~17(日)されていた
北九山草会主催
の
早春の山野草展示会
に出品のザゼンソウを、3月16日、係員の許可を得て撮影したものです。
本日のお運びまことにありがとうございました。
梨雨