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大狐の剃刀(おおきつねのかみそり)・・Flower photography by Riw №222・・庭園・芦屋釜の里・立礼(りゅうれい)席

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譜の館・別館」へようこそ。
House of flowers tablature
annex
 
Flower  photography  by  Riw 
№222

狐の剃刀の変種
大狐の剃刀
(おおきつねのかみそり)


1

イメージ 1



オオキツネノカミソリ

(リコリス)
[ 大狐の剃刀 ]

学名
Lycoris sanguinea var. kiushiana
分類
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
開花時期
7月、8月
花の色
オレンジ
名前の読み
おおきつねのかみそり
(りこりす)
分布
本州の関東地方から九州
生育地
山地の林の縁や山道の脇
植物のタイプ
多年草
大きさ・高さ
30~50センチ


イメージ 2



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きつねをせむなかみそりおおふゆえ
狐を迫むな剃刀覆ふ故
(きつねをせむなかみそりおほふゑ)
注・それぞれ古語で
「せむ(他マ下二)」とは、せめたてる。追いつめる。
「な」とは、・・・するな。の意の終助詞。接続は動詞、助動詞の終止形。
「おほふ(他ハ四)」とは、全体を隠すように上からかぶせる。
「ゆゑ」とは、原因。理由。いわれ。事情。
の意


イメージ 4


  
 花の特徴
   茎先に淡いオレンジ色の花をつける。
   花被片は6枚である。
   基本種よりも花が大きく、花冠の長さは9センチくらいである。
   また、雄しべが長く、花の外に突き出すのが特徴である。

  葉の特徴
   花に先立って早春に生える葉は線形で、葉先は丸い。
   葉はヒガンバナよりも幅が広い。

   実の特徴
   花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

   その他
   分類上はキツネのカミソリの変種とされている。
   和名の由来は、葉の形を剃刀に見立て、花の色を狐に見立てたものである。
   ヒガンバナと同じように、花の咲くころには葉はなく、茎が伸びて花だけが咲く。
   属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神 「リコリス (Lycoris)」 の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
   種小名の kiushiana 「九州の」 という意味である。

以上、【みんなの花図鑑】による



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全ての画像は、今月(2018年7月)15日、庭園・芦屋釜の里・立礼(りゅうれい)席の
いつもの西側の出窓に置かれた花瓶に活けられた
オオキツネノカミソリ
(大狐の剃刀)
を撮影したものです。
ともに活けられた上段の花は
ササコバンソウ
です。
本日のお運びまことにありがとうございました。
梨雨


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