「花譜の館」へようこそ。
杜若美相に陰も貯へて
(かきつばたびさうにかげもたくはへて)
[注・それぞれ古語で、「ぴさう」とは美しい顔、「かげ」とは表に出ないところ、「たくはふ」とは蓄える、の意]
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「花譜の館」へようこそ。
本日(5月28日)は、雲が高く多いものの明るい空でした。ただ空は黄砂を含んでいるのか灰色に近く、気温と言えば異常に高く湿気の多い日で、まさに夏を感じました。
本日は、朝遅く起床し午後から通院し、午後4時ごろ帰宅しました。
本日のテーマの花は、5月8、10日、市立植物公園の湿性園にて撮影した杜若(かきつばた)です。昨日、紫と藤色の杜若をそれぞれ15画像取り込み、紫を8、藤色を4画像選抜、句を完成させました。
本日、帰宅してすぐに、前回投稿の芍薬(しゃくやく)のブログを開くと据え置き3日目にもかかわらず37名の訪問を受けており、初日(一昨日)の102名、2日目(昨日)の81名を合わせると200名を超しており、Tポイントを獲得しました。これも皆様のおかげであり、感謝申し上げます。
そうして、新規投稿の、杜若(かきつばた)のブログを午後4時半ころから打ち始めました。窓の外は雲が垂れ込めてきました。おそらく雨になるでしょう。
今から、一旦夕食とし、そのあと、再開してブログを打ちたいと思います。
籠り沼の真中を消つや杜若
(こもりぬのまなかをけつやかきつばた)
[注・それぞれ古語で、「こもりぬ」とは草などが茂って隠れて見えない沼、
「まなか」とは中央、「けつ(他タ四)」とは圧倒する、制する、の意]
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敢へかねて紫流す杜若
(あへかねてむらさきながすかきつばた)
[注・それぞれ古語で、「あふ」とは我慢する、
「かぬ」とは(接尾ナ下二型)動詞の連用型について、し続けることが難しい、できない、の意]
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カキツバタ
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
燕子花、杜若
(かきつばた)
目
キジカクシ・Asparagales
科
アヤメ・Iridaceae
属
アヤメ・Iris
種
カキツバタ・I. laevigata
学名
Iris laevigata
FISCH.
カキツバタ
カキツバタ(燕子花、杜若) はアヤメ科アヤメ属の植物である。
解説
カキツバタは湿地に群生し、5月から6月にかけて紫色の花をつける。内花被片が細く直立し、外被片(前面に垂れ下がった花びら)の中央部に白ないし淡黄色の斑紋があることなどを特徴とする。
愛知県の県花でもあり、三河国八橋(現在の知立市八橋が『伊勢物語』で在原業平がカキツバタの歌を詠った場所とされることに由来している。在原業平が詠んだ歌は以下のとおり
から衣 きつつなれにし つましあれば はるばる来ぬる たびをしぞ思ふ
江戸時代の前半にはすでに多くの品種が成立しており、古典園芸植物の一つでもあるが、江戸時代後半にはハナショウブが非常に発展して、カキツバタはあまり注目されなかった。現代では再び品種改良が進められている。
漢字表記の一つ「杜若」は、本来はヤブミョウガという別種の漢名(「とじゃく」と読む)であったが、カキツバタと混同されたものである。
Status
準絶滅危惧(NT) (環境省レッドリスト)
2007年8月レッドリスト。以前の環境省レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)
と説明されています。
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語る度花びら揺蕩ふかきつばた
(かたるたびはなびらたゆたふかきつばた)
[注・それぞれ古語で、「かたる」とは話す、「たゆたふ」とは揺れる、の意]
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蔵書の 草木花・歳時記・夏 によりますと
季語
杜若
(かきつばた)
燕子花
(かきつばた)
カキツバタ アヤメ科
5~6月ごろ、流れのふちや湿原を埋めつくして一面に紫色の花を咲かせる。とくに、水深10センチぐらいのところが好きなようだ。庭園にもさかんに植えられているし、愛知県仮谷(かりや)市の自生地や京都市上賀茂(かみがも) の大田神社の境内など、天然記念物に指定されている群落もある。
杜若(かきつばた)衣に擦(す)りつけ大夫(ますらを)のきそひ猟(かり)する月は来にけり
大伴家持
アヤメ科のなかでは最も古くから親しまれてきた花で、『万葉集』には7首が詠まれ、花を図案化した花燕子花紋(はなかきつばたもん)、花や茎葉を題材にした枝燕子花紋(えだかきづたもん)も作られた。
名前の由来については、かつて染色に使ったとする「掻付花(書付花)」説、垣の下に咲くとする意の「垣津花(かきつばな)」説、カッコウが泣く季節に花が見られるという意の「カッコバナ」が転じたとする説などがある。中国名は燕子花または平葉鳶尾。日本でも燕子花あるいは杜若と書くが、杜若は中国ではツユクサ科のヤブミョウガを指す。
と説明されています。
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御園生の小隅の沼のかきつばた
(みそのふのこすみのぬまのかきつばた)
[それぞれ古語で、「みそのふ」とは庭園の尊称、「こすみ」とはすみっこ、片すみ、の意]
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(梨雨)