今日の一景
(442)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
春分の日
(彼岸の中日)
2018_03-21
花
は
彼岸桜
(ひがんざくら)
こと
小彼岸
(こひがん)
1
2
コヒガン
(小彼岸、小彼岸桜、彼岸桜)
学名
Cerasus subhirtella ( Miq. ) Masam. & S.Suzuki
花色
淡紅色
9502
花弁枚数
5枚
花期
3月下旬
(兵庫県基準)
{説明}
エドヒガンザクラとマメザクラ
の
種間雑種と推定と推定されています。
全国には色々なコヒガンザクラがありますが、
この種の栽培品種同様のものではありません。
小高木(5m程度)にしか成長せず、
昔から庭園等にヒガンザクラとして植えられてきました。
2n=16 の2倍体
と
2n=24 の3倍体
の両方があり、後者の方が広く栽培されています。
以上、【この花咲くや図鑑(小彼岸)】、引用
3
農事センター内に植えられた、コヒガン(彼岸桜)の若木です。
4
後ろ、北方にあたる小倉北区の山は、左が妙見山(みょうけんさん)、右が足立山(あだちやま)です。
5
後ろ、左端に聳えているのは、メタセコイアです。
{彼岸}
彼岸という言葉は、
サンスクリット語の「パーラミター」の漢訳「到彼岸」の略だといいます。
元々仏教の用語で、
「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱して、
悟りの境地に達した世界(彼の岸)に到達する」
という意味をもちます。
現代の私たちが普段使っている「お彼岸」という言葉は、
修行を経て悟りの世界に達したというよりも、
彼岸の期間に寺院で行われる彼岸会と呼ばれる法要や、
先祖供養の意味で用いられることのほうが多いようです。
「お彼岸にお墓参り」という文化は、
仏教徒が多い他の国と比べても日本だけの独特の風習です。
お彼岸の中日である
春分の日の意味が
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、
秋分の日が
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」
という意味をもち、
昔から先祖崇拝や方策に感謝してきた日本らしい文化が影響しているのでしょう。
仏教においては、
お彼岸の時期に真西へ沈む夕陽の向こう側にある彼岸・浄土の先祖を偲び、
夕陽に拝み供養する仏事です。
6
{春のお彼岸の日程の決め方}
お彼岸とは、毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことをさします。お彼岸に入る日のことを「彼岸入り・彼岸の入り」といい、お彼岸が終わる日のことを「彼岸明け・彼岸の明け」といいます。
お彼岸の中日である春分の日と秋分の日は日付で決まっているわけではないため、お彼岸の時期(彼岸入り・彼岸明け)も確定しているわけではありません。
そもそも「春分・秋分」とは、太陽の春分点、秋分点に達した日のことをいいます。この日は、太陽は天の赤道上にあり、ほぼ真東から出てほぼ真西に沈みます。
そして「春分の日」と「春分の日」は国立天文台が作成する「暦象年表(れきしょうねんぴょう)」に基づいて閣議によって決められます。毎年2月1日付で翌年の該当日が発表されます。国民の祝日であるため、官報にも掲載されます。
※2年後以降の春分の日・秋分の日は天文学で推測することはできますが、確定ではありません。
以上、
【2018年・平成30年のお彼岸はいつですか?春のお彼岸・秋のお彼岸/ここかきらはじまるエンバーグ】
引用
7
全ての画像は、今月(2018年3月)北九州市立総合農事センターにて、若木を撮影したものです。
撮影日は、
3~5、が、晴天の11日
1、2、6、7が、曇天の18日
です。
本日のお運びまことにありがとうございました。
梨雨