今日の一句
(110)
「花譜の館・別館」へようこそ。
立葵
(たちあおい)
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タチアオイ
[立葵]
(ホリホック)
学名
Althaea roseae
別名
ホリホック
分類
アオイ科 ビロードアオイ属
原産地
不明
おそらく地中海沿岸
草丈
1.5m-2m
開花期
6月~8月
花言葉
懸命、清涼
誕生花
8月18日
{特徴}
花後に枯れる一、二年草で、花穂を雄大に伸ばして2mを越す。
郷愁を誘う田舎の雰囲気がよく似合う。
この花が咲いたらもう初夏。
野生種が見つかっていないので、詳しい原産地は不明。
一般的に地中海沿岸の小アジアと言われている。
中国経由で渡来、
古くから夏の草花として親しまれている。
主な開花期は梅雨頃から夏。
どことなくハイビスカスに似た花を穂状にたくさん花を咲かせる。
花色は白、ピンク、紅、黄色、黒紫色など。
一重咲き、八重咲きのほか、ビオニー咲きむがある。
毎日新しい花を咲かせて、最終的に2ヶ月近く咲き続ける。
ピオニー咲きは雄しべが花びらとなったタイプで
八重咲きよりも更に花びらが多いのが特徴。
タチアオイの園芸品種の中では比較的ポピュラーなタイプ。
鉢植えでも栽培できるが、花壇にまとめて植えたり、
上にまっすぐ伸びる細長い草姿を活かして、
一列に並べるて植えると見栄えがする。
春にタネをまいて翌年の初夏に開花する二年草タイプが一般的。
春にタネをまくとその年の夏に開花する一年草タイプもある。
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4
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{由来}
茎が立ち上がって伸びるのでタチアオイの名がある。
英名のホリホックでも親しまれているが、
これは葉の形がヒイラギ(ホーリー)に似ており、
茎の節がくるぶしのようにぼこっと節くれ立つ(ホック)様子に由来する。
学名のアルケアは「病気を治す」という意味で、
タチアオイ属の中には薬用になるものが多いところに由来する。
種小名のロセアは「バラ色の」の意で、おそらく花色に由来する。
以上【ヤサシイ園芸】による
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一天の要を射抜け立葵
(いつてんのかなめをいぬけたちあふひ)
本句は、
平家物語の屋島の合戦において、夕暮れの膠着(こうちゃく)状態の中
二人の女性(にょしょう)が乗り、竿先に、日の丸を描いた扇を掲げ、
源氏にこの的を弓矢で射抜けとばかり挑発する
波間に揺れる平家の小舟に対し、
源氏の総大将義経の命を受けた、那須与一(なすのよいち)が、粛々と騎乗にて海を進み、
約70m先のその扇の的を見て止まり、進退窮まり、南無八幡大菩薩と祈ったところ、
奇しくも波がおさまったその時を好機に、弓を引き矢を飛ばしたところ、
その扇の要の約一寸上を射抜き、扇は海上に舞い落ちた。
という物語を参考に作句したものです。
「いってん」とは、大空。
「かなめ」とは、扇の骨をつづり合わせるために末端にはめこんだくさび。
の意
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俳句上
アオイ
蔵書の 草木花・歳時記・夏 によりますと
季語
葵
(あおい) (あふひ)
立葵(たちあおい) 銭葵(ぜにあおい)
冬葵(ふゆあおい) 花葵(はなあおい) 蜀葵(からあおい)
アオイ アオイ科
葵と書けば、古くは薬草として植えられたフユアオイを指したが、今日では立葵あるいはゼニアオイのことをいっている場合が多い。徳川家の「葵の御紋」の葵は、フタバアオイで、ウマノスズクサ科の全く別の植物である。
タチアオイは小アジア原産で、古くに中国から渡来した。古名を「からあおい(蜀葵・唐葵)」といい、『枕草子』に
その名がみえる。茎が直立し、高さ2メートル以上になる2年草で、全草が毛におおわれている。梅雨の中ごろに、葉腋(ようえき)についた6~7センチもある5弁花が、下から上へと咲き上がっていく。花色には白、紅、桃色が多いが、淡黄色、暗紫色などもあり、八重咲きも見られる。
農家の庭先などでよく見かけるゼニアオイはヨーロッパ原産の越年草で、江戸時代にはすでに渡来していた。
園芸的な改良はあまりされておらず、今日でも原種に近い姿をとどめている。高さ1メートルほどの茎が直立し、初夏のころに淡紫色の脈が入った花を次々に咲かせる。花の形が銭に似ているからこの名がついたといわれるが、似ているだろうか。中国名は錦葵。
どちらの花も、庭に植えると丈夫で、そのままにしておいても種子をこぼして苗が育ち、毎年咲いてくれる。
このほか、地中海沿岸が原産のハナアオイも栽培が見られる。1年生草本で、ムクゲに似た鮮やかなピンクの花をつける。 < 鳥居恒夫 >
と説明されています。
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本ブログの画像は全て、今月(2017年6月)14日、
八幡西区のある民家の門前に生るタチアオイを撮影したものです。
なお、過去、タチアオイを
2013年6月19日
2014年6月19日
の各URL
にて投稿しています。宜しければご覧ください。
本日はお立ち寄りまことにありがとうございました。
Riw,S