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三椏(みつまた) の花・2017-福智山ろく花公園

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花 譜 の 館

三椏
(みつまた)


心念は曲げざらまほし三又の花
(しんねんはまげざらまほしみつまたのはな)
注・それぞれ古語で
「しんねん(名詞)」とは、仏教用語で心の中で念ずること。
「まぐ」とは、悪い方向へむりに向ける。
「まほし」とは、希望(~たい)の意の助動詞で、未然形に接続。・・・打消しの助動詞「ず」の未然形は「ざら」。
解釈
三つに枝分かれして成長する三又(さんさ)の信念は永遠に曲げないで欲しい、三椏よ。
です。


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ミ ツ マ タ

学名
Edgeworthia chrysantha Lindl.(1846)
(Edgeworthia papyrifera)
分類
ジンチョウゲ科 ミツマタ属 落葉低木
和名
ミツマタ
(三又)
英名
Oriental paperbush

{解説}
福智山ろく花公園
ホームページ
今こんな花が咲いています
平成29年3月14日更新
によりますと

ミツマタ
(三又)

ジンチョウゲ科の落葉低木。
中国が原産で室町時代のころ、日本に渡来したとされているようです。
ただ、万葉集にもミツマタを詠んだとされる歌があり、
その辺は少し謎が残ります。

ご存知のとおり、
コウゾやガンピとならぶ和紙の原料として有名です。
とくにミツマタは壱万円札の原料とか。

名前の由来は、
枝先が毎年3本に枝分かれしながら成長していくため、
大変わかりやすいネーミングです。
したがって、
木の根元からの3分岐の数を数えれば、
基本的にはその木の樹齢がわかることになります。

旨、解説しています。


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貧しき村にも三椏黄金なる
(まづしきむらにもみつまたこがねなる)
注・それぞれ古語で、
「まづし(形シク)」とは、貧乏である。
「こがね(名・上代は { くかね } )」とは、金。黄金。黄金色の略。
の意


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ベニバナミツマタ
Edgeworthia chrysanthia

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蔵書の カラーブックス・万葉の植物・保育社 によりますと

さきくさ
(みつまた)
ジンチョウゲ科

万葉にサキクサ (三枝) を詠んだ歌が2種ある。 
「いざ寝よと 手を携わり 父母も側は勿離(なさか)りけり 三枝(さきくさ)の 中にを練むと 愛(うつく)しく・・・」
(5・904)
という憶良の歌と、
「春されば 先ず三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹(わぎも)」
(10・1895)
である。
「三枝の」は共に枕詞になっているもので、三つ又は中にかかっている。
このサキクサについて、
真淵は、山百合、
雅澄は、沈丁花、
曽占春、は三椏、
井上通泰、は三葉芹、
福井春水は、沙参(ツリガネニンジン)
河海抄は、桧
説などを唱えているが、
これは、明らかにミツマタを指したもので、その用字「三枝」もこれを思わせるものがあるし、
万葉の歌2首もミツマタでなければ解釈できない。
ミツマタは製紙や衣服の原料として大陸から伝来した。

旨、を解説しています。


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三椏や福智山系雲を放く
(みつまたやふくちさんけいくもをさく)
注・
「ふくちさんけい」とは、花公園の東に見える
鷹取山(たかとりやま)、雲取山(くもとりやま)、尺岳(しゃくだけ)
鷹鳥山の裏にそびえる最高峰の福智山などからなる連峰。
「さく(他カ四)」とは古語で、離す。放つ。
の意。


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俳句上

蔵書 草木花・歳時記・春 によりますと
 
三椏の花
(みつまたのはな)
 
ミツマタ   ジンチョウゲ科
 
   ウメの花のころ、三又に分れた葉のない枝先に垂れてつく黄金色の花はかなり目立つ。花序には30~50個の花がかたまってつき、直径4~5センチになる。花は花弁がなく、細長い筒状のがくの先が4裂する。外側より内側のほうが黄色が濃い。
   中国からヒマラヤ原産の落葉低木で、高さ2メートル前後になる。日本へは室町時代に伝えられ、和紙の原料として栽培された。栽培は暖地が適するが、和紙の名産地であった宮城県南部では野生化が見られる。花木として庭園に植えられ、赤花の園芸品種もある。                 
 

と説明されています。


三又の金輪際三椏の花
(みつまたのこんりんざいみつまたのはな)
注・
「みつまた」とは、「三叉(さんさ)」で三方向に分かれていること。
「こんりんざい」とは古語で、事物の極限。また、副詞的に用いて、とことんまで。底の底まで。
の意。


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三椏や迷ひて山端の月を見る
(みつまたやまよひてやまはのつきをみる)
注・
「まよふ」とは古語で、思案する。思い悩む。思い乱れる。
「やまは」とは、「山の端(やまのは)」のことで、山の上部の、空に接するあたり。
の意。

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本ブログの画像は全て、今月(2017年3月)福智山ろく花公園にて撮影したものです。
撮影日は
8が、4日
1、3、5、9が12日
2、4、6、7、10、11が、16日
です。
なお、三椏については
2014年3月26日
2015年3月3日
各URL
にて投稿しています。宜しければご覧ください。
ご完読まことにありがとうございました。
梨雨


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