花譜の館・別館
House of flowers tablature
annex
Flower photography by Riw
No_16
1
ビヨウヤナギ
学名
Hypericum chinence
別名
ヒペリカム
分類
オトギリソウ科 オトギリソウ属
梅雨どきの静かな雨に長い雄しべを濡らし、
黄色の花が株をおおうほどにたくさん咲く。
名は、長楕円形の葉がヤナギのようであることと美しい花にちなみ、
美容柳の意味だといわれる。
江戸時代前期の貝原益軒(かいばらえきけん)の
『花譜(かふ)』(1694年)には「金糸柳(びようのやなぎ)」と記されていることから、
このころには渡来していたと考えられている。
金糸とは、雄しべが長く黄色いことによる。
未央柳とも書かれる。
2
3
未央柳咲き夜半の宴の盛りなる
(びやうやなぎさきよはのうたげのさかりなる)
4
本ブログの画像は全て、「庭園・芦屋釜の里」にて撮影したものです。
撮影日時は
1、が、2015年6月14日
2~4が、2016年6月11日
です。
なお、美容柳に酷似した、西洋金糸梅(Hyperricum calycinum)については
2013年6月2日
URL
にて投稿していますので、
宜しければ、ご比較下さい。
ご完読ありがとうございました。
梨雨